2026.8.11

日々の着物日記

近づいてきた、浴衣との距離

先日、友人とランチに行ったときのこと。
居合わせた方からの久しぶりの一言に、ものすごく懐かしい気持ちになった。

「あら。今日はお祭り?それとも、何かのお稽古?」

まだまだ遠い

夏のお出かけには浴衣で行きたい私。
ちなみに、
夏(というか、暑い季節)以外は、着物で行きたい。

今はもう、わりと自由に浴衣で出歩いているけど
着物を着られるようになって最初の夏は
ここ、浴衣で行ってもいいのかな。大丈夫かな。
と不安や心配で 調べたり人に聞いたり
あわあわしていた。

浴衣は、かなりカジュアルな着物だと思っていて。
夏祭りや花火大会以外で着るのはいいのかどうか。
どこへなら、着ていってもいいのか。
よくわからなかった。

浴衣を着て出かけると、「今日はどこかでお祭りがあるの?」とか、「何のイベントがあるの?」とか聞かれて
そのたびに、なんと答えていいやら分からなくて
「はぁ・・・えっと、お祭りとかではないんですが・・・」
と ごにょごにょ。

お祭りとかイベント以外で浴衣って着たらだめなんかな?と思ってちょっと凹んだ
今となっては、懐かしい気さえする2年半前の私。

かなり近くまで

今は
着たいときに 着たいところへ 着たい浴衣を着ていく。

ただ、気をつけていることもある。

”浴衣はカジュアルだから、気軽なお出かけに。”
ちょっと きちんとしたいときは、長襦袢を着るか、半襟ジレみたいなので襟をつける。
もっと きちんとしたいときは、夏着物を着る。

”夏祭りに着る浴衣と、普段のお出かけに着る浴衣は、
ある程度 使い分ける。”
大きい柄がドンドンと入っていたり色が鮮やかなのは、夏祭りに。
柄が細かかったり、穏やかな色や模様のは、普段でも。

といっても、「だいたいの感じ」での私なりの使い分けやけど。

初めて一緒に出かけるときには、「浴衣で行ってもよい?」と確認するけど、
よく会う友人には特に断ることなく浴衣で行く。

ほんと、気軽になったもんだ。

ちょうどいい距離感

もともと、浴衣は湯上がりの部屋着らしい。
それが、いろんな場面で着られるようになってるんだから、
ものすごい進化だなぁとも思う。

私と浴衣の距離感も、昔は
「浴衣はお祭りの日に着るもの」
だった。

今は
「今日のランチ、浴衣で行こうかな。」
そんなふうに思える。

私にとって浴衣は、特別な日の装いではなく、
「今日は浴衣で行こうかな。」と思える服になった。

藍色の浴衣と帯留めを身につけて出かけた日の写真

冒頭の一言をかけてくださった ご婦人は
「今度、娘が帰省したときに、一緒に着て出かけようかしら♫」と
楽しそうに仰ってた。

なんだかすごく嬉しかったな。

気軽な場面で、そして楽しく、
浴衣の出番が 少しずつ増えていったらいいな。